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ホマロメナを瓶で育成
この株は種から育てたホマロメナで、どうにか小さいまま長期維持できないか考えて作ってみました。山の植物を見ていると、硬い地面に生えている株と柔らかい地面に生えている株とでは、
同種でも、サイズの違いがあることを見つけ、それをヒントに用土を硬い粘土質にしてみました。
マレーシアでホマロメナの自生地を見てきた感じでは、硬い粘土質の地面に自生している株と、
苔から生えている株とでは開花しているサイズや全体の平均サイズにも粘土質の地面に自生している株の方が遥かに小さったです。
このホマロメナ瓶に使用している土は、(荒木田土:ケト土=1:1):バーミキュライト=1:1です。
瓶底には酸欠防止の為、富士砂の細粒を敷いています。
この比率はまだ改善の余地があり、もっと硬くしても良いかもしれません。
小さいまま草体にボリューム感を出したいので、地面の上に出てきた根は、時々切っています。
根が多くなりすぎると、葉が大きくなるスピードが増したり、
逆に根を一回で沢山取り除くと、ホマロメナの草体が崩れるのでバランスを見ながら調整しています。
土に粘性を持たせると、振動に強くなりレイアウトが壊れにくくなります。
ホマロメナの根の発達を遅らせる効果と相まって一石二鳥な感じです。
瓶は完全密封してしまわずに、パッキンを取って少し隙間ができるようにしています。
土は水分が少なくなると、少し収縮するので水やりのタイミングも簡単に確認できます。
この株は発芽から約1年ほどのホマロメナです。
水苔栽培なら5倍くらいの大きさに成長しているので、
ホマロメナは用土植えで作るとこじんまりして形も整いやすいですね。