実生ホマロメナの管理方法 発芽~鉢上げ

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種子やチビ苗を手に入れた方へ

前回記事の【ホマロメナ Homalomenaの人工授粉、交…】 の続きのような感じで実生苗の管理方法を伝えます。

New遺伝子を持った個体を手に入れたら、どんな特徴のある株になるのか気になりますよね。
成長期間中は多くの変化があり、観察するのが楽しいです。
未知の交配種の全容を早く見たい。
継続して楽しむ為にも成長を止めずにちゃっちゃと育て上げましょう。




鉢上げ時期
限られたスペースで多くの株が成長し始めると栄養が不足して鈍化します。
このままでも水切れさえ無ければ何年も持ちますが、せっかくなので成長させましょう。

上写真の程度まで成長したら、ピンセットで摘まみだします。
意外と根は長くなっているので慎重にほじくります。




水苔は平たく
苗が小さいので水苔の隙間に落ちると光量不足になります。水苔は平になるようにセット。
うちでは水苔を使っていますが、清潔な用土でも良いかもしれません。

苗数が多い場合は2号鉢に10株程度植えています。




高速度を維持
植物の成長スピードを決定する要素の一つに環境内の細菌数が関係しています。
小さい個体ではその影響も顕著に現れます。

袋を被せることで、既存の環境内でも影響を受けにくくなり、湿度の維持も容易です。
湿度100%を維持すると雑菌の生存率も低下するので、この方法はとても有効かと思います。

既存の環境で管理する場合は上写真のような感じです。

無菌環境で育成すればもの凄いスピードで育つと思うのですが、現実的ではないので管理環境に慣らせていきましょう。




交配成功で専用環境

更に高速化
実生苗のみを入れる水槽か衣装ケースを用意して、徹底的に洗浄します。
洗浄方法は、水洗い後キッチンペーパーで拭き取って、消毒用アルコールを噴霧して密封。
うちでは30分程度放置しています。
その後、キッチンペーパーで拭き取って鉢上げしたものを並べます。

無菌ではないですが、他の環境と比べればかなり清潔な状態を長期間維持できることと、湿度や光量を実生苗だけに調整することが可能。




成長を止めるな
実生Homalomenaは成長段階に応じて鉢の大きさを変えていくと、止まらずに育っていきます。
一旦ストップしてしまうと、長期間小さいままなので面白くないです。
ある程度のサイズになったら一株づつにします。

うちでは光量の調整方法は熱帯魚用の袋を被せています。

光が強すぎると葉が黄色くなって成長が止まってしまうので気を付けています。



クソおもろいこと
実生苗を育てる醍醐味は何と言っても成長変化と個体差でしょう。

1㎜ほどの一粒から山採り株ほどの大きさになるまでには、成長段階で大きく変化していきます。
開花サイズになるまでは、葉っぱ一枚一枚が違う色で展開することがあるので毎日の観察が本当に楽しいです。
特に赤系や赤銀系の遺伝子を持った実生は高さ5㎝程度までの間に劇的に変化します。

一つ前の葉は緑なのに次の葉は赤だったり、その次は銀だったり。
想像しただけでも面白そうじゃないですか。

親株から切り取ったコピー増殖なら小さい株でも最初から親株と同じ色の葉を出しますが、実生株は形質が安定するまでに2年弱の時間がかかりました。その間は葉が展開する度にワクワクしてまいます。

個体差はリリースされた山採り株でも買えば集まりますが、自分で交配して好きな形質を選んで並べるのもクソ面白そうだと思いませんか。
実生苗は同じ花芽から生まれた株でも、全く別々の質感や色や形になり選び放題だからもうやりたい放題。

授粉方法

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