ホマロメナ Homalomena sp.Sepuluh Koto wf1 育成記録

熱帯植物 ホマロメナ Homalomena sp.Sepuluh Koto wf1 育成記録

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Homalomena sp.Sepuluh Koto TK061117 wf1

採取株のホマロメナ二株に一つづつ結実した花芽がついていたので播種しました。
親株は赤系のホマロメナで特に赤い方をA株とし、もう一方をB株の種としています。

赤味の強い葉をしたA株の方はの果実は、丁度良い程度に熟れています。



一方、B株の果実は完熟を通り越して黒くなってしまっていました。
両方とも中の種は無事だったようです。

種子が黒いのは、特徴の一つだったようです。→f2記録



播種:2017.11.11


発芽:2017.12.19
AもBも無事に発芽して少し成長しました。

自分のやり方では、瓶の中でこのくらいの大きさになると成長速度が一気に鈍るので間引く感じで大きい株から鉢あげをしていきます。
逆に増えすぎて、土地問題がある場合は瓶のままでも長期間維持できるので、段階的に成長させるようにコントロールすることができます。
1年近く瓶のまま管理することが出来たので、置き場所の温度や光量を調節できれば、標本のように大きさを変えず、さらに長期間維持可能かもしれません。
鉢の大きさは6cmです。

ホマロメナの直径が1.5cm程度までは、強い光に当てて育成すると葉焼けがひどくなり一鉢丸ごと溶けてしまうことがあります。
葉焼けが原因で希少なカラーのwf1ホマロメナを500株ほど失いました。
逆に暗すぎる環境では、成長速度が遅くて長期間つまらない状態になります。
今のところ最適な光量は10年以上使っている熱帯魚用の蛍光灯で紫色っぽい光の物です。
鉢がホマロメナの葉で隠れるくらいの大きさになったら、一株づつに分けていきます。
この時点である程度、葉色に個体差が出てくるので見ていて面白い時期です。
ここから成長するともっと特徴が大きく出てくるのでその変化や個体差を見るのが楽しみになります。

同じ花からの兄弟株です。
種から作った株は全て別々の遺伝子を持っているので、表現に大きな差がでます。



播種から約1年半。
花芽も続々と上がり始めて個体の特徴も確定していっています。
赤系からの株は色の個体差が大きく出てくるので様々の株になってきています。

A系統
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B系統
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