熱帯植物.com

2025年4月リアウ、西スマトラ Homalomena




ジャングルキャンプホマロメナ

この歳になるともういつ死ぬか分からないので体が動く限りやりたいようにしようと思います。

今回はジャングルの奥地でゆっくりコーヒーを飲んで(何してんやろ?)ってぼぉ〜っと考える最高に贅沢な経験をしてきました。普段から特に悩みも無いですが、やっぱり本物の大自然の中に身を置くと、まぁ特に何も悩みも思い付かず全部最高ってなりました。

ちゃんとジャングルプランツも探してきました。

前回と近い地域に行ったので、見つけたホマロメナは似たような16種類を発見。

Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-1 野生のホマロメナ


cfドラコニスに似てるけど何か違う種類。育成下では葉茎が伸びて立体感のある姿になっていきます。

Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-1







葉茎だけで30cmほどある大きい種類です。

岩に直接活着していたり、苔の中に根を張っていたりしていましたが、何故か地面から生えている個体が見つかりませんでした。

材質に関わらず壁面のみで自生しているようです。



Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-2







前回、見つけた場所から直線距離で50kmほど離れていますが、山奥へ行くとわりと沢山自生しているようですね。

ほぼ水際か浅い水中で多く見られました。

写真は細葉深緑個体。



Homalomena cf. pyrospatha Riau Sumatera K0425-3







ここではかなり個体数が少なかったのと、自生地が急斜面だったことで撮影が難しかったです。

ただ、前回は殆ど緑個体でしたが、今回は赤系の個体をいくつか発見出来ました。

現地便でもこのカラータイプは見たことないですね。



Homalomena cf. squamis-draconis Riau Sumatera K0425-4







Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-1と何か大きい種類が混ざっているような自然交雑個体?かもしれない株。

Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-1の群生から5mほど離れた場所で発見。



Homalomena sp. Riau Sumatera K0425-5







前回のK0225-11と同じ山の更に奥まで行ってきました。人が入った形跡のない場所まで行ったので良い個体をゆっくり選ぶことが出来ました。

ここの山は発見者本人から直接お誘い頂いて行ってきました。

今回は主に赤い個体を選びました。



Homalomena sp. Sumatera Barat K0425-1







前回写真撮り忘れのHomalomena sp. Sumatera Barat  K0225-10と同じ種類です。

奥地まで入ったので個体数も多く見ることが出来ました。

岩盤活着で葉の表面が少しザラザラした質感の種類です。



Homalomena sp. Sumatera Barat K0425-2







この種類も前回と同じ山です。

前回はかなり小さい個体しか見つからなくて、悔しかったので山で一泊して結構無理突っ込んで行きました。低木を掻き分けて到達した小さな滝で開花株を見つける事が出来たのでスッキリです。



Homalomena sp. Sumatera Barat K0425-3







この種も前回のHomalomena sp. Sumatera Barat  K0225-14と同種です。

よく見ると葉脈の凹凸に濃淡があります。

フミリスほど大きい個体は見当たらなかったので比較的小さい種類かなと思ってます。



Homalomena sp. Sumatera Barat K0425-4







誰も取らなさそうなデカくて半艶の種類ですね。

交配親に優秀そうな気がしたので自分用に3株ほど確保。



Homalomena sp. Padang K0425-1







小型のフミリス系ホマです。

緑と赤がありましたが、色合いの濃淡や葉形、天鵞絨感に個体差が多くあります。

個体数もかなり多く、山全体に群生している感じでした。

ここでは一株づつ特徴を確認しながら自分の好みの個体だけを選びました。



Homalomena sp. Padang K0425-2







この種類もデカいだけであまり特徴的ではないので誰も見向きもしないだろうと思いますが、こう言うのは交配親として良い土台になりそうです。



Homalomena sp. Padang K0425-3







ここはAg.pictumが沢山自生していましたが、Homalomenaは写真の個体を含め3株しか見つかりませんでしたが草体が小さくてわからないですがH.asperifoliaっぽいかな?下の写真のと同種かも。



Homalomena sp. Payakumbuh K0425-1







ここでもHomalomena sp. Sumatera Barat K0425-2と同種を発見しました。

この山の株は少し葉脈の彫が深い個体をいくつか発見。

2月も4月も花芽が見当らなかったのでまた見に行かなければならない。



Homalomena sp. Payakumbuh K0425-2







この種類は何年も前から現地便で時々流通しているし、自分でも実生株を作っています。

今更感がありますが、ここでは細葉個体や葉色の濃淡に結構個体差があったので気に入った個体を探すのが楽しかったです。

想像以上に個体差があり、斑入り株も見ることが出来てラッキーでした。



Homalomena sp. Payakumbuh K0425-3







この種類は前回のHomalomena sp. Sumatera Barat  K0225-9と同種?どこか少し違うような…。

前回と距離はかなり離れているので似ているだけかも。うんわかんない。

山道から外れて5時間ほど歩いた断崖の行き止まりに数株だけ発見。



Homalomena sp. Payakumbuh K0425-4







Homalomenaは以上です。他の植物はぼちぼち記録していきます。

いやぁ楽しかった。人工物から完全に隔離された森は最高に気持ちいいですね。

完全に生き方変わってしまった。この新鮮な初心の感覚は絶対に忘れないように毎回感動できるようにジャングルを歩いて行こうとおもいます。

Saya ingin mengucapkan terima kasih kepada semua penduduk setempat yang telah menerima saya sebagai orang asing, membimbing saya melewati hutan dan mengundang saya ke rumah mereka. Terima kasih banyak.


モバイルバージョンを終了